ドリパ短編#011「ゼロ」





荒野に2つの黒い柱が立っている。





「くそっ・・・今日はついてねぇぜ・・・。
男は仰向けになりながら喋っていた。
「いや、アンタはついてるぜ。
 明日からちゃんと生活できるんだからな。
俺は仰向けの男の隣にしゃがむ。
「たまには外に出て遊ばないとだめだよ。
後ろから金髪の女が声をかける。
まぁたしかに家で引きこもっているのはよくないな。

倒れている男を本部へつれてゆき、今回の仕事を無事に終わらせる。

レア「あー今回もらくしょ〜らくしょ〜♪♪
ジェイ「仕事中は気を抜くなよ。
レア「はいはいわかってますよー、ジェイってばそればっか。
ジェイとは俺のことだ。
俺と仕事のパートナーを組んでいる女の名前はレア。
実力はそうとうなものだが、言動が抜けている。
ジェイ「それはそうと、エクスカリバーが日に日に派手になっている気がするが。
レア「うん、いつも同じじゃつまらないからね。
ジェイ「あ、ああ・・・飽き性か。
レア「ジェイも銃のデザイン変えてみたら?
ジェイ「気が向いたらな。

「ジェイさん!!
後輩がこちらに近づいてくる。
ジェイ「どうした?
後輩「司令が呼んでます。至急です。
レア「なんだろね??
ジェイ「わからん。とにかく行く。じゃあなレア。
レア「あっ・・・あーあ、全然話し足りないよー

ジェイ「どうしたのですか?
司令「これを見てくれ。
モニターに少女が写る。
ジェイ「・・・司令もこういう趣味を?
司令「も?!・・・あー、この子を組織に入れようかと。
ジェイ「拉致してこい、と。
司令「そうだ。
ジェイ「・・・つっこまれないボケって悲しいですね。
モニターになにか写る。
ジェイ「こいつは・・・?!
司令「待て。まだ説明は
俺はその子の元へ急いでいった。






運命の歯車はゆっくりだが確実に回り始めた。