ボクは人のために、自分のために生きる。
「は??うぜぇんだよテメェ」
「俺だけじゃねぇだろ、他の奴だってやってるっつーの」
「関係ねぇ、知るか」
「しねや」
「マジうぜぇ・・・消えろや」
「あー・・・だりぃ、明日地球消滅しねぇかなぁ」
「死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい」
今日もボクは『ハッキング』する。
いや『カウンセリング』のつもりだが
世間体ではハッキングとみなされる。
黒玉の海が見える。
こんなにも・・・いま助けてあげるからね。
ザシュ!!
「?!」
自分の目の前にナイフが刺さっている。
頬に赤い線が引かれている。
「そこまでだ。ハッカー」
「・・・・・・」
「ん?!なんだこの夢魔の数は・・・!!しまった」
一瞬の気の緩みを許さない。
ドリームキーパーが夢魔に驚いているスキをついて、その場を離れる。
多分、彼はよくてもBクラスの実力だろう。
そしてそのまま夢魔殲滅に向かった。
結局ボクのやっていることはドリームキーパーと変わらない。
しかし『組織』として動かなければ、
たとえカウンセリングだとしてもハッキングとして扱われてしまう。
ボクも絶対ドリームキーパーになってやる。
そして、より多くの人達を助けたい・・・!!